自動車における廃車とは、自動車の車籍を抹消し廃棄する事、またはそうされた車両の事のことをいう。
廃車には大まかに2種類あり、書類上の廃車手続きと、車の解体。
自動車の所有者が抹消登録と呼ばれる手続きを行う事によってナンバープレートが取り外され、廃車となる。
自動車だけを解体してしまっても「廃車」扱いにはならない。
抹消登録の方法として、「永久抹消登録」と「一時抹消登録」のどちらかを所有者が選択する。
登録自動車の場合は陸運支局、軽自動車の場合は軽自動車検査協会でこの手続きを行なうことになる。
「永久抹消登録」は、自動車が滅失、解体等したため再使用する事ない廃車の手続きである。
長期間自動車を使用できず、一時的に自動車の使用を停止する時は「一時抹消登録」手続きをする。
盗難等で車が行方不明になった場合には、一時抹消登録は受けられず、永久抹消登録となる。
廃車する車の種類(普通車、軽自動車、バイク)によって手続きの仕方が変わる。
手続きを行うためには、申請書、解体証明書、自動車税・自動車取得税申告書などの様々な書類が必要となる。
事故等で大破し無残な姿と化した車を「廃車」だと思っている人が多いが、それだけでは廃車とは言わない。